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平成17年11月

日本・アラブ・イスラム・ジャーナリスト会議:
「日本とアラブ・イスラム諸国の相互イメージの歪みを克服するためのメディアの役割」
会議結果

財団法人フォーリン・プレスセンター

 

11月9日、フォーリン・プレスセンターでは、外務省委託事業として、読売新聞社のご後援を得て、日本・アラブ・イスラム・ジャーナリスト会議を、「日本とアラブ・イスラム諸国の相互イメージの歪みを克服するためのメディアの役割」とのテーマで実施しました。 近年、アラブ・イスラム世界への理解を深めることがますます重要になっていることに鑑み、アラブ・イスラム地域に注目した今回の会議開催となりました。本会議は、公開シンポジウム形式で、パネリストとして、アルジェリアの国営通信者(APS)編集長、エジプトの有力新聞アルアハラーム紙国際デスク、サウジアラビアの有力新聞リヤド紙副編集長、アルジャジーラ東京特派員、読売新聞社国際部記者の5名のジャーナリストをお招きし、議長には、高橋放送大学助教授をお願いしました。

この会議は、3つのセッションに分けて行い、パネリストによる発言の後は、会場参加者からの意見、質疑応答の形式で進め、活発な議論のやりとりとなりました。会場参加者の中で、在京アラブ各国大使やプレス関係者から特に積極的な発言がありました。   
会議での議論の中心は、日本とアラブ相互の理解を深める上での人材育成を重視すること、またメディアの役割が極めて重要であること、アラブ・イスラム関係のこれまでの報道からマイナス・イメージを持ちがちな日本の中・高校生へ多様なアラブ・イスラム社会・文化に対するより高い関心と理解を深める機会の提供や教育(世界史教科書)の見直しの必要性、プレス報道の自由についての各国の事情や放送倫理の内容、さらには、欧米通信社経由の報道ではなく、日本、アラブ・イスラム諸国の双方のプレスによる各国社会・文化・生活の諸側面に関する報道の必要性、双方の元特派員のネットワーク組織を形成すべきとの提案など、活発な議論がなされました。

会議参加者からは、今回の会議が最初から最後まで、パネリストと参加者との間で大変活発な議論がみられ、非常に良い企画であるので、今後も同様な会議の開催を継続してほしいとの強い期待の声がありました。

本会議の模様について、11月10日と13日の読売新聞や10日のThe Daily Yomiuriで紹介記事が掲載されたほか、17日にはCS放送G+(ジータス)のニュース解説番組「読売ニュースナビ」で特集として放映されました。
(了)

【開催要領】

日時: 平成17年11月9日(水) 10:00〜17:00
場所: 日本プレスセンタービル10階大ホール
東京都千代田区内幸町2−2−1 ( 地図
テーマ: 「日本とアラブ・イスラム諸国の相互イメージの歪みを克服するためのメディアの役割」
10:00〜12:00

第1セッション
「 日本とアラブ・イスラム諸国はお互いを正しく理解してきたか 」

13:30〜15:00

第2セッション
「アラブ・イスラム諸国における対日理解、日本における対アラブ・イスラム諸国理解」

15:30〜17:00

第3セッション
「相互理解を深める方策・ジャーナリストの役割」

使用言語: 英語 (日本語同時通訳つき)

議長

高橋 和夫 ( Mr. TAKAHASHI Kazuo )
放送大学助教授

パネリスト

アルジェリア ナセール・メハル ( Mr. MEHAL Nacer) 国営アルジェリア通信社
社長兼編集長
エジプト モハメッド・エルデスーキー ( Mr. EL-DESOUKY Mohamed Ibrahim )
アル・アハラ-ム紙 国際部副部長
日本 相原 清 ( Mr. AIHARA Kiyoshi )
読売新聞社 国際部記者
カタール

ファディ・サラメ  ( Dr. SALAMEH Fadi )
アルジャジーラ 東京支局特派員 

サウジアラビア

アブドルモフセン・アルダウード ( Dr. ADDAWOOD, Abdulmohsin )
リヤド紙 副編集長